260103_撮って増やす
#日記
「津田沼」と言ったとき、それが指す地点には実は二種類ある。
ひとつはJR津田沼駅と新津田沼駅が存在するエリアで、もうひとつは京成津田沼駅のあるエリアだ。
基本的に「津田沼」という場合、特に断りがなければ前者を指すが、たまにこのトラップに引っかかって京成津田沼駅にやってきてしまう人がいるので、もし津田沼に用事がある際は気をつけたい。(ビビビビのMVもJRのあるほうの津田沼で撮っている)
なので基本的に日々利用するのはJR津田沼駅の方なのだが、今日久々に京成津田沼駅を使ったら面白いものが見られた。
ここで問題。
電光掲示板を追加で購入する予算はないが、どうしても電光掲示板の表示を別の場所にもう一箇所増やしたいとき、どうするのが手っ取り早いだろうか。
京成津田沼駅が出した驚きの回答がこれだった。
https://gyazo.com/dabeb5e10ee4d05ecef84458e5557e74
https://gyazo.com/72bd00d20c336a6f687ca8e54417cf6f
なんと、「別の場所にある電光掲示板をカメラで撮影して、それをモニターに表示している」のだ!!!
別の場所にも同じ仕組みの表示があった。
https://gyazo.com/7fd840d5fe3f28924d3b21cdcbb033d9
https://scrapbox.io/files/6958f2e308603489e4811b65.mp4
監視カメラのような低フレームレートと決して高くない画質で、別のどこかにあるであろう電光掲示板がリアルタイムに撮影されている。
電光掲示板のローファイな質感のうえにカメラによる劣化が加わって、見たことのない手触りになっている。興奮する。
そうなると気になってくるのは、ここでコピーされている「オリジナル」の存在だ。リアルタイムで電光掲示板を撮影しているとなると、カメラが向けられているコピー元の電光掲示板がどこかに存在しているはず。電車が来るまで5分程あったので、駅の中のすべての電光掲示板を見て回った。
すると
https://gyazo.com/ed74345e690c47860bd7992fec6c5fce
https://gyazo.com/d15f2134d6d31b4eccfd677811b4ab9d
https://gyazo.com/f216e0049792e65c0fc9b3e9247fb074
あった!カメラ!!!!!
https://scrapbox.io/files/6958f980106bf728cc74c3df.mp4
一番人通りの少ないホーム端の階段を上がった電光掲示板にカメラが設置されていた。
高さ的に手を伸ばしてジャンプしたら映り込めるような気もしてちょっといたずらしてみたかったが、自分が映っていることを確認する手段がなかったので諦めた。誰かといるときに試したい。
電光掲示板の表示を増やすだけであれば、電光掲示板それ自体を撮影してモニターに複製すればいい、という豪胆な発想が素晴らしい。新年早々うれしい気持ちになった。
◆
再撮影は私の中でアツいテーマで、昨年末にアップロードしたベバトーも再撮影によるMVだった。
どこかで工程についてはちゃんとまとめたいが、軽く触れておくと、①まず紙に描いたイラストをモニターに貼り付け、写真を撮る。②そしてその撮影した画像を並べてアニメーションを作る。そして、③そうして作った映像をモニターで再生しながら、それをスマホで一発撮りする……という順序で作っている。
https://gyazo.com/8bd5830d69ffe631dc2409d6152fd9de
①絵を描いてモニターに貼り、写真を撮る
https://scrapbox.io/files/6958fe2f3670b9a587eacd97.mp4
②取った写真を並べて映像にする
https://scrapbox.io/files/6958fea6910b594ec811c88d.mp4
③その映像をスマホカメラで撮る
こうすると、紙を撮ってるのかモニターを撮ってるのかが曖昧になって、ちょっとした混乱が生まれる。再撮影によるノイズ感を付与したくて、最終的な撮影はHUAWEIのP20 liteという若干古めのスマホで行った。
ちなみに、ベバトーのMVのアイデアの着想元はこれ。
https://youtu.be/evJPn-d8hBE?si=s0y5lOxJPK4MKyPE
西月麗音さんの演奏動画のショートのシリーズがすごく好きで、演奏も当然大好きながらこの撮影者の身体のノリ感がモロに出まくっているカメラワークも魅力的で、私は勝手に「スラップカメラ」と呼んでいる。ベバトーのMVはこのスラップカメラの手法を映像の再撮影という形で取り入れてみたものになる。
デジタルとアナログを往復する手法を私は勝手にデジアナグラフィックスと呼んでいて、今回もそれに相当する。やってることはシンプルながら、工程の中にアナログを挟むことによって意図しないノイズが乗ったりAEではコントロールしきれないモーションが実現したりして、おもしろい。デジアナについてもどこかで詳しくまとめます。
映像を作るとなると何かとパソコンの中でなんとかしようとしてしまうが、とりあえず紙とかカメラを手に持ってごちゃごちゃ触っていると数値に還元できない表現にジャンプできることがあり、ここは今年もう少し掘ってみたい。